メリークリスマス!

ようやく、シーン10を公開投稿しました。 メインの仕事がかなり押し詰まっていたのと、日本語と英語との会話をどのように表現するか悩んだため、今ごろになりました。 ついに、警官二人の名前を公開です。『デーヴ』と『カイル』です。 あまり深い意味はありません。単純に思いつきです。 こちらでも公開中。 小説家になろう : http://ncode.syosetu.com/n9414dn/ カクヨム : https://kakuyomu.jp/works/1177354054881634718 GitHub : ht... 続きを読む

 紗央梨と美紀のケーキ談義が一段落したころ、美紀の視線が窓の方で固定した。何やら見つけたようだった。 「あれ?」  美紀は、窓にへばりついて通りの方を見ていた。通りの反対側に一階建てのこじんまりした建物があった。通りと入り口の間には、手入れがほどよくされた芝生の敷地があり、その中央にカナダ国旗を掲げたポール。小さい建物だが、住居ではなくオフィス系であることは間違いない。 「どうしたん?」  と紗央梨が訊く。 「あれ、さっきの警察(ポリス)のクルマが入っていったよ」  と美紀は建物横にある細い駐車場を指さし... 続きを読む

二週間近くも空けてしまいました。ようやく、第一話シーン9を投稿しました。 体調を崩したのもありますが、主人公たちの、女子トークにかなり悩まされました。 まだまだ、カフェのシーンは続きます。 こちらでも公開中。 前エピソードから、GitHubでも公開しています。 GitHubのほうが、リアルタイムで更新しているかもしれません。 小説家になろう : http://ncode.syosetu.com/n9414dn/ カクヨム : https://kakuyomu.jp/works/11773540548816... 続きを読む

 紗央梨は、美紀のところまでたどり着き、彼女がみる方角を見てみる。通りはまっすぐと抜けており、その脇に家屋が定間隔にみえる。さらに奥の方は、繁茂した街路樹が建物と建物の隙間を埋めるように並んでいた。初夏の強い日差しが木々の上ではじけ、樹葉の緑はより鮮明に輝いていた。  左側手前は街路樹も少なく、大きな店の看板がよく見え、『Inn』とかかれていた。そこは宿泊施設であることは明白であり、どの町でも宿泊施設の周りには何かしら飲食店が必ずあることは、彼女らは今までの旅路の経験で学んでいた。  美紀は、紗央梨が着い... 続きを読む

一週間以上も空けてしまいました。ようやく、第一話シーン8を投稿しました。 できるだけ町の描写を丁寧に書いてしまい、二人の会話が少なくなってしまいました。 全体的にユーモアさもなく、風景描写ばかりでバランスが悪い感じもしますが、間を空けずに少しずつ物語をつづけていくつもりなので、とりあえずこのまま投稿します このシーンで、このエピソードでの重要な人物をもう一人登場させるつもりだったのですが、まだ数シーン先になります。 この次のシーン9は、11月の第一週中には書き上げ、もう少し二人の会話をいれこむつもりです。... 続きを読む

 町の近くになると、目の前の視界には、建物と街路樹などが入ってくるようになってきた。踏切がみえてくると、彼女らと深緑のミアータを載せたレッカー車は一次停止もせずに、寂れた線路の上をゆっくりと横断した。この踏切の遮断機は、一日のうちほんの数回くらいしか動いしていないらしく、寂しい感がおもいっきり漂っていた。  レッカー車が踏切の上に横切るとき、彼女らは右手の方、高さ三十メートルくらいの大きさの円柱形を三・四本並べていっしょにしたようなコンクリート製の建造物を見つける。その建物すぐ横には線路が走っており、足下... 続きを読む

昨晩ですが、第一話シーン7を投稿しました。 いよいよ、彼女たちは『メープルクリーク』の町へ突入です。 こちらでも公開中。 個人的Webサイト : http://hisa.ca/zu/works/novels/kittaka-san/ カクヨム : https://kakuyomu.jp/works/1177354054881634718 この次シーンの公開は、少し間があくと思います。できるだけ、まとめ上げます。 こちらでも公開中。 小説家になろう : http://ncode.syosetu.com/n9... 続きを読む

 まだ町に着くまでに、紗央梨はちょっとした問題に直面してしまった。  レッカー車内のエアコンもばっちし効いており、温度はひんやり程度。かなり大きめの排気量とわかるエンジンのノイズも室内に聞こえてはくるが、すこし。路面とタイヤの音も、振動も、ボディがしっかりしているのか、不快なほどシートに伝えてこない。紗央梨のミアータと比べるとめっぽう静かで振動もゆるやかであり、素晴らしく快適なレベルに入る。ただ、一点をのぞいて。  紗央梨はその一点の問題に気づきはじめると、体を硬くしはじめ、口を少し開きつつ、口から空気を... 続きを読む

『彼女らのカナディアンロード』も、登場人物がハイウェイを抜け、メープルクリークの町へ入っていきます。 (昨晩、シーン6を追加投稿しました。) できるだけ、小説の中の風景、町の描写、気候、手でくる道具、車両などは現実に近い形で表現しようと思っています。 実は、アルバータ州カルガリーからオンタリオ州ナイアガラフォールズの間は、訪れたことはありません。高度何千メートル上の飛行機からそれらしきところを眺めたことがあるだけです。もちろん、は今舞台となっているハイウェイのそのあたり、次の町も言ったことがありません。 ... 続きを読む